うだつのあがらない中年サラリーマンである竹田正美(たけだまさよし:主人公【名前変更可能】)は連日の激務でストレスが溜まっていた。
そんなある日、偶然にもネットを通じて知り合えた理香、はるかというギャル2人と食事に行くことになる。
最初はそこまでいかがわしい気持ちを抱いていなかったが、その子たちの可愛さと溜まったフラストレーションにより”その後”まで提案してしまうのだった。
「理香から話は聞いてるから」
「……いけないおじさんですわね。でも私、あなたみたいな人、好みですわ」
提案のあと、急にいなくなった理香とはるかの代わりに同じ制服を着た優樹菜と綾音が目の前に現れた。
最初の2人とできなかったことは残念だったが、それはそれとして現れた2人の魅力もすごかった。
何てついてる日なんだと錯覚するほどその時の自分は気分が高揚していたと思う。
「おじさん、先にシャワー浴びてきたら?」
これから待っている楽しみを妄想しながら言われるがままだったのがいけなかった。
ホテルのバスルームから出ると、2人の姿と一緒に自分の財布が消えてしまっていた。
やられたと確信したときには連絡する術も失っていて、警察に泣きつくにはあまりにも状況が最悪だった。
泣き寝入りするしかなかったが何となくネットでそのことの愚痴を呟いてみた。
『誰か共感してくれるだろう』『解決策なんてなくてもいいから誰かに聞いてほしい』
そんな気持ちでSNSで呟いたのだが――――
「私も同じ目に遭ったんですよ。なので、これを差し上げます」
ただの同情なのか分からないが、そんなコメントが届いていた。
そして一緒に”あるアプリ”が送られてきていたのだった。
――その日を境に、竹田は嵌めてきた女の子たちへ仕返しを始める。