「お願い! あなたのエロパワーで、お堅い生徒会をイイナリにして!」
数年ぶりに帰国した俺は、幼馴染のゆうりからそう頼まれた。
どうやら、今年から始まった共学制度が、反対する生徒会の活躍により、はやくも廃止の瀬戸際らしい。
で、ゆうりにくわしく話をきいてみると、イイナリにする方法は、エッチな勝負で感じた(参った)と認めさせることらしい。
さすが、ゆうり!
俺のことをよく分かっている!
すでにお膳立てはバッチリというわけか。
グッジョブじゃないか!
お嬢様を『イイナリ』=エッチなことを拒まない『イイナリ』お嬢様!!
なんていい響きなんだ……。
素晴らしく夢が広がる勝負だ。
だが、意気揚々と乗り込んだはいいものの、お嬢様たちにちょっかいをかけた俺は、あっけなく撃退されてしまう。思っていた以上に手ごわいお嬢様たち!
「くそっ! 気持ちよくイッてたくせに! 気持ちよくないと言うなんて!!」
彼女たちをどうやって攻略するかを思案している矢先、学園の屋根裏でエッチな玩具(大人仕様)をみつけた。
そして、つぎつぎと発見されていく、玩具の数々。
何故、こんなにもエッチな玩具が?
という疑問は他所に――
こんな素晴らしいお宝を利用しない手はない!
お嬢様への再戦に向けて、俺はゆうりでとりあえず試してみるのだった。 |