都会に出て学校教師になったものの、折からの不景気で仕事先の私学が廃校になった主人公。
職探しでもするか、と途方に暮れていたところへ、田舎の父親から「産休で先生が足りん。戻ってきて手伝え」との連絡が。
田舎に帰る気はさらさらなかったものの、今の自分の状況に疲れや虚しさを感じたのか、ふいとその誘いに乗ってみることにした主人公。
だが、実家に帰ると、父親に「おまえの部屋はもうない。豊平屋に部屋を頼んであるからそこへ行け」と云われて追い払われてしまう。
渋々向かった先の民宿では、二人の女性が主人公を待っていた……。