『資金流入継続中!』~2021年3月の資金流出入状況から~

レポート
配信元:NTTデータエービック
投稿:2021/04/14 15:00
『資金流入継続中!』~2021年3月の資金流出入状況から~

2021年3月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信(ETF除く)の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、8,821億円増となりました。

 

月間資金増加額は約6年ぶりの高水準

2021年の設定額は、前月比3,874増の29,549億円となった一方で、解約額は、前月比1,207億円減少しました。

償還額は、97億円増加しましたが、設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、8,821億円増となりました。

月間の資金増加額は、2015年6月以来の高水準です。

純資産総額は、運用による増加額16,754億円も加わり、2兆3,016億円増加の75兆5,240億円で、過去最高を更新しています。

インカム型からグロース型へ

2020年12月に70兆円の大台に乗せた純資産総額は、2021年になっても順調に増加し、過去最高を更新しています。

純資産総額は、2015年7月に70兆円台に乗せましたが、その後、減少に転じました。

2017年から2020年初まで、約3年間横ばい傾向が続いたあと、2020年3月にコロナショックの影響を受け、大幅に減少しました。

コロナショック後は、グローバル株式ファンド、特にグロースファンドへの資金流入に加え、世界的に株式市場が堅調に推移したことで、急ピッチで増加しています。

 

2015年5月末時点と2021年3月末の純資産総額上位10ファンドは、以下のとおりです。

2015年5月末 純資産総額上位10ファンド

ファンド名 運用会社

純資産総額

(百万円)

分類
新光US-REITオープン(ゼウス) AM-One 1,427,192 国際不動産投信型(無ヘッジ)
ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 日 興 1,318,557 国際不動産投信型(無ヘッジ)
フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド フィデリティ 1,193,264 ハイイールド債券型(無ヘッジ)
野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドルコース)毎月分配型 野 村 1,091,283 グローバル株式型(無ヘッジ)
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ピクテ 1,022,054 グローバル株式型(無ヘッジ)
グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 三菱UFJ国際 983,765 グローバル債券型(無ヘッジ)
フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) フィデリティ 954,404 国際不動産投信型(無ヘッジ)
アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月分配型) 岡 三 860,015 アジアオセアニア株式型(全域)
ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)為替ヘッジなし 大 和 790,718 国際不動産投信型(無ヘッジ)
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型) ピクテ 750,244 エマージング株式型(全域)

 

2021年3月末 純資産総額上位10ファンド

ファンド名 運用会社

純資産総額

(百万円)

分類
グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) AM-One 1,028,980 グローバル株式型(無ヘッジ)
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ピクテ 974,591 グローバル株式型(無ヘッジ)
グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー) 日 興 838,411 グローバル株式型(無ヘッジ)
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 アライアンス 807,752 北米株式型(無ヘッジ)
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界) AM-One 699,199 グローバル株式型(無ヘッジ)
netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) G S 666,753 北米株式型(無ヘッジ)
次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G) 三井住友トラスト 656,801 グローバル株式型(無ヘッジ)
東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(円奏会) 東京海上 637,600 国内バランス・安定型
ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし) 大 和 615,455 国際不動産投信型(無ヘッジ)
デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) 日 興 593,418 グローバル株式型(無ヘッジ)

純資産総額上位ファンドの顔ぶれは、6年間で大きく変わりました。

2015年当時の投資対象は、債券、株式、REITと様々ですが、毎月分配型ファンドが上位に並んでいることもあり、全てインカムゲイン重視のファンドとなっています。グローバル株式型の「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドルコース)毎月分配型」と「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」は、ともに高配当株ファンドであり、バリュー色の強いファンドであるといえます。

2021年3月末の投資対象を見ると、株式が10ファンド中8ファンドであり、2015年当時も上位に入っている「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」以外は、グロース型のファンドとなっています。

 

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配信元:NTTデータエービック

関連銘柄

順位 ファンド名 運用会社 レーティング (1年)
1
日 興
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2
日 興
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3
大 和
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4
大 和
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5
岡 三
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6
フィデリティ
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7
フィデリティ
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8
G S
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9
ピクテ
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10
AM-One
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11
東京海上
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12
三井住友トラスト
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13
アライアンス
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14
ピクテ
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15
AM-One
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16
野 村
17
三菱UFJ国際
18
日 興
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19
AM-One
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このコラムの著者

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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。


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