主人公、密島 香輔(みつじま こうすけ)は多世界、『パラレルワールドを行き来できる能力』の持ち主だった。
しかし物心つく頃からそれを当たり前のように行っていた為、それは普通の事であり、多世界という概念もなく、全てを含めて一つの世界と捉えており、特別な能力だとは思っていなかった。
多世界の住人と交流し、それぞれの常識を得ながら、傍から見れば器用に暮らす主人公。
ある時、世界の成り立ちに気付いた主人公は、本来いるはずの各世界それぞれの別の自分がまったく存在しない事にも気付く。
『自分を中心に世界が動いている』事を自覚した主人公は自らの特異性に優越感を抱き、欲求を爆発させる。
世界のように数ある欲望を叶えていき、それは当然、性欲へも行き着く事となる。
そして現在メインに生活している五つの世界に存在する五人の女達、
ファンタジー世界:魔法使いの妹、錦 桃(にしき もも)
近未来世界:処女の母親、山菱 千恵梨(やまびし ちえり)
獣人世界:獣人の姉、紫香楽 玲文(しがらき れもん)
現代世界:めんどくさがりの幼馴染、壱宮 桜 (いちみや さくら)
過去世界:流浪の女剣士、乙津 玖芦(おづ くろ)
未だ家族愛や友情の狭間にいる女達に容赦なく牙を剥く。
「この数多の世界、あらゆるものを俺が支配する」