「策ならばあります…捕らえた女を兵を集めるための道具に仕立てるのです」
日ノ本と呼ばれる島国のほぼ中央に位置する苛斐地方。
そこは卑前、卑後という二つの国に分かれ、日夜激しい争いを繰り広げていた。
軍、資源ともに充実している卑後の国に対し、人材には富んでいるものの、ほかの面で劣る卑前の国は劣勢を強いられていた。
その劣勢を覆がえすために、美少女軍師・雪蘭は一つの策を提案する。
敵の国の女を捕虜にし、調教して兵を集めるための娼婦に仕立て上げればいい、と。
調教役に選ばれた畝芽は、戦に勝利し復讐を果たすためにその鬼畜な策を受け入れる。
一方、愛姫の腹違いの姉である姫武者・茜音は今柄義範に捕らえられ、恐ろしい凌辱を受けていた。
気丈に抵抗しながらも、媚薬を飲まされ乱れさせられてしまう茜音。
そして雪蘭の策は成功し、調教の終わった女に、兵士希望の男が多数群がっていた。
これならば勝てると確信する畝芽と雪蘭。
だが、心優しき愛姫は、復讐に燃える者たちの快進撃を悲しい目で見つめていた…