私立『稜鴎(りょうおう)』学園で、”伍味 健吾”主催のもと開かれる夜会『射交会』
そこでは日夜、多くの『紳士』たちが『淑女』を玩び、多くの『淑女』もまた、『紳士』たちに玩ばれる夜会を楽しんでいた。
時は春四月。
新学生会長の”水宮 寧々”と、新人学生会役員”綾咲 束””瑞之波 瀬奈”は、新任保健医”仙崎 かなめ”の変調から、その原因が怪しげな夜会にあることに気付く。
そして、その主催者がうだつのあがらない用務員として陰口を叩かれている”伍味 健吾”であることを突き止める。
学長の”白河 涼子”へ訴える良識派の”寧々”
夜会への潜入を試みる勝気な理論派の”瀬奈”
そして、”健吾”のもとへ直接乗り込む直行的な”束”
3人は果たして『射交会』の全容を白日の下にできるのか。
主人公”伍味 健吾”の冷ややかな視線が、三人の姿を高みから見つめていた。