――胸から溢れ出る『母性』
倒錯した愛情がむしゃぶりつかせる――
幼い頃母親と死別し、男手一つで育ててきた一人娘『愛美』(まなみ)。
家事全般を自ら率先して行い、父親を助けてくれる。
われながらよく出来た娘だと思う。
そんなある日の朝。
突然、胸を押さえて倒れこんでしまった。
驚いて駆け寄り、どうしたのか聞いてみると『母乳』が溜まって苦しいという。
年頃になってからは気を使い、一緒にお風呂に入る事も止めていたため、身体の変化に全く気づいてやれなかった。
娘の一大事に裸がどうとか言っていられず、どうにか母乳を搾り出し苦痛を和らげることが出来たようだった。
妻も同じような持病があり、少なからずそこに惹かれていた主人公は、娘に対する興奮を押さえ込む。
これは遺伝なのかもしれない……。
思案にふけっていると、娘は『次もお願い』と瞳を潤ませてお願いしてきた。
他に頼れる身内もおらず、仕方なくも了承した主人公は、それから時々、娘の母乳を搾る事となった。
目に入れても痛くない、愛して止まない一人娘。
しかしその肉体は女として成熟していて触れる度に、禁忌と分かっていながらも男としての本能が刺激される。
そしてついに、ふとしたきっかけから父と娘の一線を越えてしまうのだった……。