主人公は大学を出たてのサラリーマン。
学校にスポーツ用品を下ろす企業の営業に配属され、どうにかひとりで営業回りに出られるようになったところで、まだまだ職場では半人前扱いされている。
そんなある日、通勤中に誰かが股間に触れ、ソフトに愛撫された肉棒はあっという間に臨戦体勢に。
驚いて周囲を見回すと、すぐ後ろにいた大柄な女性が、主人公を抱くように腕を回して股間に触れている。
どう見ても事故や間違いといった雰囲気ではない。
『大声を出すと、あなたが恥ずかしい思いをするわよ』
と耳元でささやく女性。
どうして女性が男に痴漢をしているのかとパニックになる主人公に、今度は前にいた女性が背を向けたまま尻をすりつけてくる。
勃起した肉棒を尻の谷間で擦り、振り向いて『あら、痴漢?』と一癖ある笑顔を向けてくる新たな女性。
ここで声を挙げられ、駅員に突き出されたら一貫の終わり。
主人公は泣きそうになって『背後の女性に触られているんだ』と主張するが、彼をサンドイッチにするふたりの女性は、愉しそうに主人公を見つめるきりで聞く耳を持とうとしない。
結局、射精前にふたりは下車してしまい(直前に主人公のポケットに何かをねじこんでいく)、主人公は悶々としたまま会社へと向かう。
出社してポケットを探ってみると、ショーツに包まれたメモが1枚(上司に見つかりそうになって大慌て)。
いい匂いのする紙片には、主人公が使っている路線の車両番号と時間帯とが記されていた。
タチの悪いイタズラだと感じ、文句を言って突っ返してやろうとメモの電車を訪ねてみようとする主人公。
そこが痴女たちの巣であり、彼がペット候補として誘い込まれたことを、彼にはまだ知る由も無かった。