神々と魔族が等しく終りを迎える『ラグナロク』――
ある巨人が残した予言は成就し、世界の殆どは滅びを迎えている。
かつて、ミッドガルドと呼ばれていた土地はなく、今は霧が深く荒れ果てた大地に冷たい風が吹くのみ。
そこは「ニヴルヘイム」と呼ばれる土地だった。
荒廃した土地をさまよい歩く黒衣の男。
主人公には自分の記憶がなかった。
その男は水を求め、やがて小さな泉にたどり着くものの、そこに住む大蛇に襲われてしまう。
持っていた剣で応戦する男。
しかし大蛇は切り伏せたあとから湧き上がり、追い詰められてしまう。
だがそこに光が差し込み、大蛇を打ち払い男の危機を救う。
光の方をみると剣を掲げた女神の姿が。
そこにいたの「太陽の戦乙女(ヴァルキリー)」スーリヤだった。
男はスーリヤの顔を見るなり何故か身体が熱くなり、欲望が疼くのを感じていた……。