両親を早くに亡くし、長男である主人公と3人の妹の4人で暮らす一家。
学生である妹達と違い、主人公は働きに出るでもなく、毎日家にこもっていた。
世間だけでなく、3人の妹からもニートだと思われていたが、それでも不自由なく生活できるだけのお金が毎月振り込まれている為、軽蔑しながらもそこまで問題視していなかった妹達。
だが、家事を一切しない兄に少しずつストレスが溜まっていっていた。
そんな折、些細なトラブルから妹達のストレスが爆発してしまい、遂に主人公は家を追い出されてしまう。
兄に食事を作る必要も無ければ洗濯も自分達のものだけでいい、と喜びや憐れみなど、それぞれの思いを抱えながら、3人での新生活を始める妹達。
それも束の間、唐突に振込みがストップしてしまう。
両親の遺産が毎月振り込まれ、それで生活していると思っていた姉妹は困惑するが、兄が追い出された逆恨みで振込み先を変えたのでは?という結論に達し、問い詰めてくる。
しかし今までのお金は実は主人公が稼いだものであり、そもそも遺産なんてなかった事を打ち明ける。
それならどうして最初からそう言わなかったの!?と問い詰める妹達にいやらしい笑みを浮かべる主人公。
最愛の妹達にわざと嫌われるように誘導し続けてきた主人公は日々の生活を保障する代わりに、と妹達に交換条件を突きつけるのだった。