昔々、とある森の奥深く、強くて賢い一匹の狼がおりました。
狼はあるときひとりの人間の女の子と出会いました。
女の子は狼を見てもけっして怖がったりはしません。
ふたりは沢山一緒に遊びましたが、女の子はやがて成長して町の女学校に行ってしまいました。
離れ離れになってしまっても狼は女の子のことを忘れることができません。
『今頃あの女の子は何をしているだろう』
『ひとりで寂しくなってやしないかなぁ』
『はやくまた、あの女の子に会いたいなぁ』
あくる日も、そのまたあくる日も、狼は毎日毎日女の子のことを考えます。
そうして、その日はやってきました。
track1 またあした
track2 ねがいごと
track3 ぼくがまもるよ
track4 どっちも
track5 ずっとだいすき
track6 めでたしめでたし
HBG特典ドラマCD「ずっとどっちも」編付 |